
初級3
化学・物理
水素結合
編集部
筋肉や皮膚の材料になるだけでなく、酵素・ホルモン・抗体としても体の働きを支えるタンパク質です。不足すると筋力低下・免疫低下・疲れやすさなど多くの不調につながる理由を、構造から食事での摂り方まで初歩からわかりやすく解説します。このスライドでは、タンパク質とは?・タンパク質は体をつくる材料・タンパク質は体の機能も支える・筋肉・代謝・満腹感にも関わるなど、10枚のスライドでわかりやすく解説していきます。
タンパク質は、20種類のアミノ酸がペプチド結合によってつながり、さらに折りたたまれてできる生体高分子です。炭水化物・脂質と並ぶ三大栄養素のひとつで、筋肉だけでなく体のあらゆる部分の材料になります。体内では毎日分解と合成がくり返され、常に一定量が必要とされています。
私たちの体はさまざまなタンパク質からできています。筋肉は運動する力や姿勢の維持を支え、皮膚は肌のハリや修復に関わります。髪や爪の主成分の多くもタンパク質であり、内臓や血液の材料にもなっています。外見も内側も、タンパク質が土台となっています。
タンパク質は体をつくるだけでなく、体の働きを動かす存在でもあります。酵素として食べ物の消化や体内反応を進め、ホルモンとして体の状態を調整するメッセージ役を担います。また免疫では抗体などとして体を守り、酸素や栄養を運ぶ運搬の働きにも関わっています。タンパク質は「体の機能を回す仕組み」の中心的な存在です。
タンパク質は筋肉だけでなく、動きやすさ・疲れにくさ・食欲コントロールにも関わっています。筋肉の維持は運動時だけでなく日常生活の動作にも重要で、筋肉量の維持が基礎代謝(消費エネルギー)の維持にもつながります。また比較的満足感が得やすいため、食生活の安定にも役立ちます。
タンパク質が不足すると、体づくりも体の働きも弱くなり、さまざまな不調が起こりやすくなります。筋力の低下で筋肉量が減り力が入りにくくなり、疲れやすさも増します。また免疫力の低下で免疫細胞や抗体がつくられにくくなり、肌や髪のトラブル、回復の遅れも生じます。特に高齢者・食が細い人・極端な食事制限中の人は注意が必要です。
タンパク質は肉・魚・卵・乳製品だけでなく、大豆製品などにも多く含まれています。動物性タンパク質(肉・魚・卵・牛乳・ヨーグルト)は効率よく摂りやすく、植物性タンパク質(豆腐・納豆・豆乳・大豆・豆類)は食物繊維なども一緒に摂りやすい特徴があります。偏らずに選ぶこと、毎食少しずつ入れること、主菜を意識することがポイントです。
必要なタンパク質量は体格・年齢・活動量によって異なります。一般的な成人の目安は体重1kgあたり0.8〜1.0g程度で、高齢者や運動量が多い人は体重1kgあたり1.0〜1.5g程度を意識するとよいでしょう。体重60kgの人なら約48〜60g/日が目安です。一度に大量より分けて摂ること、毎食で確保すること、体調や目的に応じて調整することが推奨されています。
タンパク質は毎日・こまめに・食事の中で自然に取り入れることがポイントです。毎食に主菜(肉・魚・卵・大豆製品)を入れることを意識し、朝食でも卵やヨーグルト・納豆などで摂るとよいでしょう。また運動後に補うと筋肉の回復を助けやすく、間食にはチーズ・牛乳・豆乳・ゆで卵なども活用できます。「1回だけたくさん」より「毎日バランスよく」が大切です。
今回はタンパク質の重要性についてお伝えしました。タンパク質は体をつくり、体の機能を支え、不足すると不調につながる重要な栄養素です。筋肉・皮膚・髪・内臓の材料になるだけでなく、酵素・ホルモン・免疫にも関わっています。肉・魚・卵・大豆製品などから毎食バランスよく摂ることで、日々の元気と将来の健康づくりにつながります。