真空中の光の速さ = 299,792,458 m/s(約30万km/s)。記号cで表す。1秒で地球を約7.5周できるほど速い。誰が測っても同じ値。宇宙の情報伝達の基準になる速度。
特殊相対性理論の出発点。物理法則は等速直線運動する観測者どうしで同じ。光の速さは観測者が動いていても変わらない。その結果、時間と空間の見え方が変化する。いつでもc(約30万km/秒)で一定。
相対性理論では空間と時間をまとめて「時空」と考える。光は時空の中で進める「最大の傾き」を決める。光速 = 宇宙のルール線(光円錐の概念)。空間と時間は切り離せない。
高速で動く時計ほどゆっくり進んで見える。進行方向の長さは短く見える。時間の遅れ・長さの収縮は、光速一定を守るための調整として生まれる。光速一定 → 時間・空間が変化。
速さが上がるほど、さらに加速するのが難しくなる。光速に近づくほど、必要エネルギーが急激に増える。ロケットはcに近づけても、到達はできない。近づける ≠ 到達できる。
相対論では、速度がcに近づくほど効果が極端になる。必要エネルギーは発散し、理論上は無限大に近づく。だから質量ある物体は光速に達せない。E = γmc²(γはcに近づくと非常に大きくなる)。光速は、質量をもつ物体が越えられない絶対的な壁。
光速は、情報が伝わる最速の上限でもある。もし超光速通信ができると、観測者によって順序が逆転しうる。すると「原因より先に結果が届く」可能性が出る。因果律が崩れると「結果が原因より先に起こる」という因果の順序が成り立たなくなる。
光子(フォトン)は静止質量をもたない。そのため真空中では、つねに光速で伝わる。質量をもたない波や粒子は、宇宙の上限速度cに従う。重力波も真空中では光速で伝わる。
光速cは真空中で一定。時空の構造そのものを決める。高速では時間と空間の見え方が変わる。質量のある物体は、光速到達に無限のエネルギーが必要。超光速通信は因果関係を壊してしまう。だから光速は宇宙のスピード上限。相対性理論が示す、宇宙の基本ルール。